パリとエジプトの関係
ピラミッドという名前は、ギリシャ語で三角形のパンを指す「ピューラミス」に由来する、っていう説が有力らしい。 現在でも古代文明の神秘の象徴と言ってもいいようなピラミッドが「三角のパン」ですヨ。(笑) これはもしかしたら、ギリシャ人が、自分たちの文明に比べたらあんなもの、ただのパンみたいじゃないか、 なんて、揶揄したネーミングだったんじゃないかな、って想像します。
ところで興味深いのはエジプトとパリの不思議な関係。
なぜルーブルにピラミッド?…ということ自体が不思議なんだけれど、
シャンゼリゼ通りの凱旋門→オベリスク→カルーゼル凱旋門→ピラミッドへ続く軸は
ピラミッド手前で何故か6度傾いていて、
この傾きはエジプトのルクソール神殿からカルナック神殿までの軸の傾きと一致するんだって。
その上、コンコルド広場にあるオベリスクの位置はルクソール神殿のオベリスクの位置関係と同じで、
これら二つのオベリスクはかつては同じ場所に対になって建てられていたものらしいです。
ロゼッタストーンを解読したのはフランス人のシャンポリオンだし、 そういう意味でもフランスがエジプト文明に対して特別な思いを持っていても不思議じゃ無いんだけど、例えばこのルーブル美術館のガラスのピラミッドの地下部分にある逆さピラミッド。 そしてその下にも小さなピラミッド…。 さらなる謎が隠されているようでワクワクするネ。