ロシアでは、名字ではないのですが、父の名前に「〜の息子」を表す「〜
ヴィッチ」を付けてミドルネームにする習慣があります。ちなみに、男性
と女性ではミドルネームに付ける接尾辞が違い、例えば父の名が「パヴロ」
だとすると、男性ならミドルネームは「パブロフ」、女性なら「パヴロヴ
ナ」になるそうです。
なんて書いちゃいました。改めて読み返すと何だか変…。
テナコトデ、内容訂正させてくださいデス…。
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「〜イチ」や「〜ヴィッチ」は「〜の息子」を表し、ロシアではこれをミドルネーム
に用いる習慣があります。ちなみに、男性と女性では接尾辞が違い、例えば
父の名が「パヴロ」だとすると、「〜イチ」や「〜ヴィッチ」は男性につける接尾
辞ですので女性の場合はミドルネームは「パブロヴナ」になります。
また、国によってはこの「〜ヴィッチ」が姓となった例もあります。
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■■ 子供を守るためのモンゴルの名前
私たちは名字と名前があることはまったく当たり前のことだと思っていま
すが、世界には姓がない国もありますし、一生涯、本名よりも愛称で呼ば
れる国もあります。
モンゴルは姓が無く、また「名前はない」という名付けを行う(私たちか
ら見れば)ユニークな国です。子供が生まれたときに名付けを行う親が居
なかったりして、名前を付けないまま1週間以上経つと、その子の名前は
「ネルグイ」(ネル=名前、グイ=無い)になってしまうというのです。
現在でも実際にたくさんの「ネルグイ」さんがいらっしゃるそうですよ。
この「ネルグイ」さん以外に、「エネビシ」(これではない)、「ヘンチ
ビシ」(誰でもない)、「フンビシ」(人間ではない)という名前がある
ことから、「ネルグイ」さんも、意図的にそのような名前が付けられたの
では、という考えがあります。
というのは、モンゴルでは病気や災いをもたらす魔物から、その子供を守
るために、子供の名前を知られないよう、わざとそのような名前を付ける
風習があるらしいのです。
名前はないよ、これじゃないよ、という遠ざけ方もあれば、もっとユニー
クなのは「バースト」さんという名前。なんと「バース」は「うんこ」の
意味なので「うんこまみれ」という意味になるらしいのです。これには思
わず笑ってしまったのですが、でもこれらの名前は、子供が健康に育つよ
うにという親の祈りが込められているんですね。
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■■ アルファベットを伝えるとき
アメリカ映画などを見ていて、アルファベットを伝えるときに「アルファ・
ブラボー・チャーリー…」なんて言うのを聞いたことがありますよね。な
んかカッチョエエと思っていたのですが、あれって、軍隊と警察では言い
方が違うそうです。警察が使う言い方は人名が多いんですよ。
テナコトデ「名前の雑学」としては、ご紹介しなければ…。
A(アダム)B(ボーイ)C(チャールズ)D(デビッド)
E(エドワード)F(フランク)G(ジョージ)
H(ヘンリー)I(アイダ)J(ジョン)K(キング)
L(リンカーン)M(メアリー)N(ノーラ)O(オーシャン)
P(ポール)Q(クイーン)R(ロボット)S(サム)T(トム)
U(ユニオン)V(ビクター)W(ウィリアム)X(エックス・レイ)
Y(ヤング)Z(ゼブラ)
…という風です。
ちなみに、軍隊で使用されているミリタリー・アルファベットは、
A(アルファ)B(ブラボー)C(チャーリー)D(デルタ)
E(エコー)F(フォックス・トロット)G(ゴルフ)H(ホテル)
I(インディア)J(ジュリエット)K(カイロ)L(リマ)
M(マイク)N(ノーベンバー)O(オスカー)P(パパ)
Q(クエベック)R(ロメオ)S(シエラ)T(タンゴ)
U(ユニフォーム)V(ビクター)W(ウィスキー)
X(エックス・レイ)Y(ヤンキー)Z(ズルー)
Pの「パパ」というのが何だか可愛いです(笑)それにVは「ビクトリー」
ではないんですね。
ただし、これ以外のバージョンもあるかと思いますので、あくまでもご参
考まで…。