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■■ 八百長の元祖って誰?

 ソルトレークシティ・オリンピックも終わってしまえば、もうすでに遠
 い昔のことのようです。でも、今回のオリンピックほど???が多くて
 疑問を感じたのは私だけではないかも…。

 私にとって一番印象的だったのは、ショートトラックで韓国の選手が金
 メダルを取り消された例の一件。ゴール前2着だったアメリカ選手が、
 両手を上げて「オゥノゥ!何てこったい!妨害されちゃったよ。ひどい
 よ!皆さん見たでしょ?」というような大げさな(?)アピール。

 あまり言いすぎてはいけませんが、アメリカのナショナリズムって一体
 …?と思っていた私には、まさにアメリカ的な一件だと思えました。こ
 れはあくまでも私の一方的で勝手な感想なのです。気を悪くなさった方
 ホントにゴメンナサイ…。

 それはさておいて、スポーツ関連で今回は相撲に関するお話しを…。

 「八百長」という言葉は実は相撲から生まれたってご存じでしたか?。
 …といってもソルトレーク・オリンピックとは関係ないので深読みしな
 いでくださいね(笑)

 この語源は八百屋の長兵衛。彼はある相撲部屋の親方としょっちゅう碁
 を打っていたのだけれど、親方のご機嫌を取るためにわざと負けてばか
 りいたそうです。そこから、わざと負ける力士は八百屋の長兵衛みたい
 だ、と噂されるようになり、「八百長」という言葉が生まれたとか。

 余談ですが、相撲では力士の出身地を紹介しますよね。それにもちゃん
 と理由があるそうです。相撲の歴史を遡ると古くは古代の宮廷で行われ
 た農作物の実りを占う神事相撲まで行き着くらしいのですが、江戸時代
 に興行として歌舞伎と並ぶ人気を集めました。

 相撲は寺社奉行が管轄する幕府公認の興業であり、力士のほとんどは大
 名のお抱え力士だったとか。そのため力士は藩の誇りを背負っているわ
 けですよね。今でも力士の出身地を紹介するのはその名残だそうです。


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■■ 日本の姓は増えているノダ

 誰もが思うことですが、とっても珍しい姓の場合、この少子化の現代で
 姓を継いでくれる子供が生まれなかったら、その姓が消滅してしまう場
 合がありますよね。昔のように養子縁組をしてまで家名を残そうとする
 のは希なようです。ではなぜ姓が増えているのかというと、外国の方が
 日本に帰化する場合があるからです。

 またまたスポーツつながりですが、皆さんおなじみの「ラモス瑠偉」さ
 ん、「呂比須ワグナー」さん、最近では「三都主アレサンドロ」さんな
 どサッカー選手の場合が有名ですよね。

 ここでちょっと疑問に思うのは、日本に帰化する場合は、漢字の姓を名
 乗らなければならないのか?ということです。カタカナをわざわざ漢字
 にしなければならないのでしょうか?

 結論から言うと、現在はカタカナの姓でもOKなのです。戸籍で使用で
 きる文字は原則として常用漢字と人名漢字表の漢字、ひらがな、カタカ
 ナです。ですので、外国の方と結婚した場合「外国人との婚姻による氏
 の変更届」というものを提出すると、戸籍上の姓も、例えばスミス太郎
 さんのように変更できるのです。

 ただし太郎スミスではなく、姓名の順にスミス太郎となります。
 ラモス瑠偉さんだって「ラモス」が姓、「瑠偉」が名前なんですね。